winny

winny開発者の無罪が確定したそうだ。このことについて、有名な大学教授でアルファブロガーな人などが、日本が技術的に遅れをとって大変な損失であったなどと言っているのを読んだ。

細かいことや厳密なことはメンドクサイからいつものように結論から言うが、もしwinny開発者が逮捕されずにwinnyがあのまま利用されていたとしても、それが世界をリードするような技術に発展することなどなかったであろう。

ただ、もはや止めることのできない違法コピーの蔓延が今よりちょっと早く進んだだけであっただろう。開発者も、利用者も、P2Pとかクラウドとか、技術的なこともそれが生むビジネスなんかにも全く興味はなかったはずだ。

私はwinnyを開発した人間も、それを利用した人間も軽蔑している。そしてそれは、開発者が有罪か無罪かなどということとは全く関係のないことである。