メインフレーム時代へ戻った?

U先生が最近のなんでもWEBでやるコンピュータの使い方を、メインフレーム時代に戻ったんじゃないのと言っていたが、これはどうなんだろう?

たしかにそう見えるが、多分違う。でも、一体何が違うのかを説明できる人は少ないと思う。U先生のIT秘書さんも、説明できなかったのだ。

プリンター

マイクロソフトが、「プリンタ」を「プリンター」に、「アダプタ」を「アダプター」に言い換えることを発表したというニュースを見た。より自然な発音に近い表記にしたとのことである。

どうでもいいことのようだが、私は、さすがマイクロソフト!と思った。というか、こんなことを発表できるのは、マイクロソフトしかない、いかにマイクロソフトがわれわれの世界で大きな存在であるかを再認識させられたニュースであった。

ウィルスに感染したことがない

スラドで、「ウィルス対策ソフトいれてないけど感染したことない」という書き込みに対し、「なんで感染してないってわかるの」という揚げ足取りコメントがついた。

そう、これはあきらかに揚げ足取りな発言である。

たしかに、PCがダウンしたり、ヘンなスクリーンセーバーが動いたりといった動作をしなければ感染していないと言えるものではない。しかし、この人が言っているのは、実用に差し支えるようなウィルスの被害にあったことがない、ということなのは明らかであり、もしそうであるなら、感染していないのと同じなのである。

たとえば、その人のPCに何の影響もなく、どこかのアタックの踏み台にされるとか、どこにも何の形跡も残さずにその人のPCからSPAMを送信されたとか、こっそりマイピクチャの画像を見られたとか、そういうことがあり得ると言うのかも知れないが、それはあなたの家に合鍵を持った人が侵入して、何を盗んだかわからないくらいの微妙なものを盗んで、足跡も残さず、また鍵をしめて泥棒が出て行ったかもしれないよ、というのと同じくらいのありえなさである。

スラドには2ちゃんねるとは違った、こういうキツい、シャレのわからないのが多いね。

オープンソース

トランジスタ技術でUSBを使って制御プログラミングをするキットがついているとスラッシュドットで紹介されていて、買ってみた。

やっぱり「コンピューター」の醍醐味とはプログラマブルであること、そしてあらゆる情報をデジタル信号として高速に処理することである。

そういう意味で、外部の機器を制御するプログラミングこそが、もっともコンピューターを使用して楽しいことだと思う。

組み込まれた同じことしかしないのではなく、自分で好きなように改造できるようなものだ。改造というと不満足なところをちょこちょこいじるというイメージだが、プログラミングというのはそれ以上で、全く誰も考え付かないようなことをコンピュータにやらせるという、そういう喜びである。

だから私は、そういう可能性を閉ざすようなソフトウェアやインタフェースを憎む。

Windowsは毎日のようにアップデートをおこなって、ユーザーがいったん手に入れたソフトウェアを育て上げてくれる。

これは意地悪な見方をすると未完成の商品を売りつけて後からそれを直しているということになるが、考えようによってはより高機能、高品質な製品に育ててくれるという、普通の家電製品などでは考えられない素晴らしいことである。

ビルゲイツは、プログラミングに魅せられ、コンピュータを一部の技術者だけでなく万人に開放してそのプログラミングの楽しみを教えてくれた。初期のDOSは起動するとBASICインタープリタが起動したのだが、それも、コンピュータとはプログラミングするものだ、という思想の現れである。

でも、LinuxのようにOSをオープンにするのはどうかと思う。

そういうものをプログラミングしたい人も、いないことはないだろうが、多分多くの人はもっと具体的なもの、たとえばグラフィックなりサウンドなり、数字なり、光なり温度なり、そういうものを加工したりジェネレートしたいはずだ。

OSはそのための基盤として、ひっそりとしかし堅固に存在していて欲しい。日々のアップデートをおこなうのはプログラマブルな装置としておおいにやってほしいが、ソースまでをユーザになおさせるのはカンベン。

「^M」の削除

仕事でlinuxでscriptコマンドでログを取りそれを読んでいるのだが、^Mが行末についてしまう。
viで開いて

%s/^M//g

を実行して消している。 

Ctrlキーを押しながらV+Mで^Mが入力できることを知っただけで喜んでいたのだが、わざわざ viで開くのも同じ置換コマンドを何度も打つのもめんどくさくなってきた。

sedを使えばファイルを開かずにできるとは聞いていたのだが、今日初めて実際にやってみた。

sed 's/^M//g' aaa.log 

画面上にダーっとファイルの中身が表示される。

ファイルを開いたが元のままだ。 

置換されてねーじゃん、とつぶやいたが、別ファイルにリダイレクトするのだと気づいた。

sed 's/^M//g' aaa.log > bbb.log 

こりゃいい!

もっとやさしいインタフェースを

いまやパソコンは部屋にいるときはおきてから寝るまで常時稼動しているのが当たり前になったが、まだまだ、そのインタフェースつまり液晶ディスプレイ、キーボードとマウス、は人間にしっくりこない。

そして本体がファンを始めとしていろんなものがブンブン、シュンシュン、カリカリ、ウィーンとうなるのもうるさい。今もそうなのだが、疲れていたり、寝る前とかにはイライラする。フォントや解像度もまだまだ印刷物よりは荒いし、面倒な操作がいろいろと必要である。もっと静かに、滑らかに、やさしくなって欲しい。