資格について

NEは性格が悪いと前から言っているが、さらに資格マニアになるとそれに輪をかける。NEの資格といえばTEとCCIEがメジャーであり、今どっちかを持っていれば多分一生くいっぱぐれないと思う。

もちろん、持ってたからってその後さび付くこともあるだろうが、今そのどちらかを持っている人なら、そんな事はまずないだろう。私は資格を取る事を大いに奨励する。励みになるし、知識の偏りや思い込みを防ぎ、とって良くない事は何もない。しかし、資格に情熱をそそぎすぎる人は、どこかゆがみがあるように思う。報奨金目当て、転職で有利なように、などの動機ならまだかわいい。資格を取る事によって自分の力を客観的に評価したい、という思い。これが強いという事は、自分の力に不安があるからである。それから自己啓発、何かに情熱をそそぐという一見純粋で素晴らしいように思える動機であるが、私はこういう動機で資格取得に励む人についても、何か違うように思う。

難関といわれる資格といえば弁護士、医師、会計士などあるが、どんな資格だって取得後におこなう仕事のためであり、その条件としての資格取得である。弁護士になることはそれだけで尊敬に値する事ではあるが、それ自体を誇る人は軽蔑されるだろう。それではNEはどうか。TEやCCIEを取らないとできない仕事はあるだろうか?弁護士や医者とは資格の意味が全く違ってくる。NEはたくさんいるけどあの人はCCIEを持っている、それはすごい、CCIEが言うんだから間違いないな、という感じになる。

Canon MP900

私はCanonのMP900という結構高性能なMFPを持っている。以前働いていた会社の最新機種のモニターをしてそのままもらったのである。それまで使っていたプリンターは10年位前の製品だったのだが、その性能は比較にならなかった。MFPなのでスキャナがついていて、コピー機にもなる。フィルムスキャン、CDへの印刷などにも対応している。

しかし、実際使ってみるとMFPは家庭では使い切れない、という結論になる。まず、スキャンは時間がかかるし面倒である。スキャンするガラスをきれいにしてホコリを除かねばならない。満足の行く結果がでるまで何度もスキャンするハメになる。とくに写真を何枚もスキャンするような事はとても耐えられない。デジカメで撮るか、普通のカメラで撮って現像するときにCDに焼いてもらったほうがよい。

画質は確かに文句がないほどいいのだが、インクの消費がはげしい。私のものは6色セットなのだが、1セット5000円くらいする。調子に乗ってL2版などで写真を印刷しているとあっという間になくなってしまう。写真の印刷は結構難しくて、なかなかきれいに印刷できない。時間もかかるし、ほとんどやらない。

コピーはあると便利だと思っていたが、あってもほとんど使わない事がわかった。最近は携帯やPDAの性能がよくなってきて情報そのものを持ち歩けるようになってきたので、印刷の必要がほとんどないのである。