パソコンの起動の速さ

DellのOptiPlexG1というパソコンを起動したら非常に速かった。

しかしCPUはPentium2 450Mhz(くらい)である。GX100より明らかに速い。GX100の方が新しい機種であるがCPUはセレロンである。となると二次キャッシュのせいか。128KBと512KB。

CPUのクロック→1次キャッシュ→2次キャッシュ→メモリ→HDD

の順に低速になる。CPUのクロックがあがればPCが速くなったと言えるだろうが、ユーザにとってはあまりメリットを実感できないかもしれない。ユーザを待たせる二大要因は入出力と通信である。通信はPC本体とはあまり関係ないので措くと、入出力になる。

入出力、とくに出力、つまりディスクへの書き込みである。

基本はファイルを保存するときに起こるものであるが、PCがわけもなくカリカリ言っているのをイライラして待ったことがある方は多いであろう。これはスワップとかページングとかいう動作で、メモリに格納しきれないデータをHDDに一時的に記録するものである。PCの動作を高速にするのに一番有効なのはこれをなくすことである。しかし、ページングを無くすことはおそらく不可能であるので、ページングを最小限にすることである。

メモリの容量を増やすとPCが速くなる、というのはここに理由がある。そしてもう一つ、HDDを新しいものにすることだ。HDDの技術の進歩はすさまじいものである。5年くらい前は4から6GBくらいだったのが、いまや100GBくらいある。HDDの性能指標であるrpmについてはほとんど参考にしないが、新しいほど速いと考えてかまわない。