LANケーブルを作る

クロスケーブルが必要になった。
最近はクロスケーブルがあまり売っていない。

作った。
けっこう手間取って、何本も失敗した。


結線情報はWEBでさがせばすぐに見つかる。

ただし、実際にケーブルをコネクタにはめていくとき、
上下をひっくり返したりする必要がある。

使うコネクタによるが、たぶん、上からだと見にくいから、
下から見ることになる。

その場合は下図のようになる。





LANケーブル自作キット、みたいなものは、
しばらく前に秋葉原で2000円くらいで買ってあった。

ケーブルを切って、皮をむいて、中身の線を出して、より合わさっているのをほぐして、
まっすぐにする。

そして中の8本の細い線を、コネクタに挿していく。

挿したら、かしめ工具でかしめる。



「かしめる」というのは、コネクタに並んでいる8個の金具を押し込んで横にならんだ8本のケーブルに突き刺すことを言う。

LANケーブル作成に半田付けなどは必要ないのだ。


かしめたら、ケーブルテスタでテストする。
テスタもいろいろあるようだが、基本的な使い方は同じだと思う。

ケーブルの片端をMASTER、もう片端をREMOTEに挿し、
スイッチを「ON」にする。

すると、MASTER側のLEDが1~8の順に点灯していく。
そして、MASTER側に対応するREMOTE側が点灯する。

クロスケーブルの場合、3,6,1,4,5,2,7,8となる。




※上の写真ではケーブルの皮(黄色)が外に出てますが、
コネクタの中にいれましょう。


ツメカバーは付けましょう。
付けないとほぼ確実に折れる。
折れるとすぐ抜ける。





クロスケーブルの結線については、ciscoの試験でも出る?
参考書には出てくる。


覚え方。

まず、8本のケーブルは2本ずつのペアが4つあると理解する。


白橙+橙

白緑+緑

白青+青

白茶+茶


そしてこの4つのペアはそのまま並ぶのではなく、
緑のペアが青のペアを外から包むように並ぶ。
さらに、青のペアだけは他と違って、青、白青の順に並ぶ。
(なぜかは不明)

白橙+橙(1,2)

白緑+緑(3,6)

青+白青(4,5)

白茶+茶(7,8)


そして、クロスの結線は、橙と緑の配線をひっくり返す。

白緑+緑(1,2)

白橙+橙(3,6)

青+白青(4,5)

白茶+茶(7,8)



 1 --- 3
  2 --- 6
 3 --- 1
青  4 --- 4
 5 --- 5
  6 --- 2
 7 --- 7
  8 --- 8


というわけで、36145278 となる。