閉鎖的なappleは衰退する

iPhoneを使ってとても感激して、まるでペットのように肌身離さずという感じで愛用しているのだが、私はappleの繁栄はあまり長くは続かないと思う。理由は、appleが閉鎖的だからである。

好きな音楽や映画を聴いたり見たりしたくなったときに、iTunes Storeで探すとその品揃えの薄さにはいつもあきれる。iPhoneのアプリを作ってみたいと思っても、Mac OSが必要である。iPad2を買って、電子書籍も見てみたが、こちらも品揃えは薄く価格も高い。androidを始め、すでに類似品や模倣品がたくさん作られている。今はデバイスそのものしかマネされていないが、そのうちiTunesのようなシステムもマネされ始めるだろう。Macには「普通はイヤだ」という発想が見られる。「PCやWindowsはダサい」と、Mac以外のモノを露骨にバカにする態度を取る。それはユーザーにさえ見られることである。私が若い頃はMacintoshなんてとても買えたものではなかった。平気で100万円とかしていたのだ。そういう価格設定も、ビジネス上の戦略というよりは頑固な選良意識のようなものだと思う。デザインの美しさと、直感で操作できるUIはすばらしい。PCにつないでバックアップをとったりインターネットで音楽等を購入してすぐiPodで聴ける仕組みもすばらしい。だが、閉鎖的である。このままでは先がないと思う。多少みてくれがダサくても、UIが操作しづらくても、豊富なソフトが低価格で利用できるならそっちを選ぶ。