BSCIの準備 BGPいろいろ

show ip bgp route というコマンドはない。 weightと、local preferenceと、MED、この3つの意味がさっぱりわからない。 WEBからの引用を貼る。

local preference
LOCAL_PREF属性は,IBGP専用の属性で,AS内のBGPスピーカーに,経路情報の優先度を知らせる用途で使います。 「低速回線のピアよりも高速回線のピアを使いたい」などという場合に使います。 IBGPで同じあて先の経路情報を複数取得したとき,LOCAL_PREF値の大きい方をベストパスとして採用します。 設定できる値は0~4294967295で,何も設定しなければデフォルトで100が設定されます。
内部ASのネイバールータに対して、外部ASへの優先パスを示す属性です。Local Preferenceはルータ自身に設定される値であり、Local Preference値はデフォルトで「 100 」です。この値は高い値を持つパスが優先され使用されます。Local Preference値は、同一のAS内のルータ間でのみ交換され、発信トラフィックに影響します。
Local Preference属性は、発信トラフィックに影響を与える属性。内部ASのネイバールータに対して、外部ASへの優先パスを示す。ルータ自身に設定する。デフォルト値は「100」。高い値を持つパスが優先される。
Local Preference値は、同一のAS内のルータ間でのみ交換され、発信トラフィックに影響する。
自AS内部において、他ASに行くときに、どの対外ルータを経由すべきか指定。 AS_PATHの長さよりもLOCAL_PREFの値が優先される。 上りのトラフィック制御に適用。
ローカル プリファレンスは AS に対する指標で、その AS から特定のネットワークに到達する際にどのパスが優先されるかを示します。ローカル プリファレンス値の高いパスが優先されます。ローカル プリファレンスのデフォルト値は 100 です。
ローカル ルータにだけ関連するウェイト アトリビュートとは異なり、ローカル プリファレンスは、同じ AS 内のルータ間で交換されるアトリビュートです。
MED
着信トラフィックに影響を与える属性
  • 外部ASのネイバールータに対して、自身のAS内への優先パスを示す。
  • 外部ASから自身のASへ、どのパスを優先させるのかを指示する唯一の属性
  • デフォルト値は、「0」
  • 低い値を持つパスが優先される。
  • MED属性を加えた経路情報が伝わるのはは隣接するASまでで、その次のASには伝わらない。

外部ASのネイバールータに対して、自身のAS内への優先パスを示す属性です。MEDはAS内部にどのようにしてトラフィックを流し込むのかを制御できる唯一の属性です。MED値はデフォルトで「 0 」です。MED値は低い値を持つパスが優先され使用されます。MED値はAS間で交換され、その渡されたAS内では搬送されそのAS内で使用されますが次のASに送信される事はありません。MEDは着信トラフィックに影響を与えます。
MED はオプションの非推移的なアトリビュートです。 MED は、複数のエントリ ポイントがある Autonomous System(AS; 自律システム)への優先パスに関して、外部隣接ルータへの手掛りとなります。 MED は、ルートの外部メトリックとしても認識されています。 大きな MED 値よりも、小さい MED 値の方が優先されます。
weight
ウェイト アトリビュートは、Cisco で定義されたアトリビュートです。このアトリビュートは、ウェイトを使用して最適なパスを選択します。ウェイトは、ルータにローカルに割り当てられます。この値が意味を持つのは、特定のルータだけです。この値は、別のルータに伝搬されたり、ルート アップデートによって伝達されたりはしません。ウェイトは 0 ~ 65,535 の数値を取ることができます。このルータが発信元のパスのウェイトはデフォルトで 32,768 に設定されており、他のパスのウェイトは 0 に設定されています。
WEIGHT属性はCisco独自の属性で、対象のルータでのみ使用される属性であり他のルータに伝達されることはありません。そのルータ自身が接続しているルートにはデフォルトで"32768"の値が割り当てられ、それ以外のルートの値は"0"になります。(WEIGHT値は0~65535で割り当てられる。)WEIGHT属性が大きいパスが優先されます。
メトリック
メトリック アトリビュートは、MULTI_EXIT_DISCRIMINATOR、MED(BGP4)、または INTER_AS(BGP3)とも呼ばれます。このアトリビュートは、AS への優先パスに関する外部隣接ルータへのヒントです。このアトリビュートは、AS への入口ポイントが複数ある場合に、特定のルートに到達するように、別の AS に対して動的に影響を与える方法を提供します。メトリックの値の小さい方が優先されます。
ローカル プリファレンスとは異なり、メトリックは AS 間で交換されます。別の AS に伝達されたメトリックは、その AS からさらに別の AS へ伝達されることはありません。特定のメトリックを持つアップデートが AS に到達すると、AS 内部ではメトリックを使用してルートが決定されます。同じアップデートが第 3 の AS に送信される場合、メトリックは 0 に戻ります。このセクションの図は、メトリックの設定を示しています。メトリックのデフォルト値は 0 です。
multi exit だから、出て行くトラフィックの区別かと思ったら逆で、入ってくるトラフィックを制御するとか・・・ でも、そもそも経路の比較に使うんだから、着信も発信もないと思うんだけどな・・・ ルーティングってのは全部出て行くトラフィックのためにあるんじゃないのか・・・?