このアプリケーションのデジタル署名は、信頼できる認証局からの証明書を使用して生成されましたが、その認証局によって失効されていないことを確認できません。

 自前サーバの自前CAで署名した自前サーバ証明書をインストールした装置にアクセスしたときに、こんなメッセージが表示された。


「このアプリケーションのデジタル署名は、信頼できる認証局からの証明書を使用して生成されましたが、その認証局によって失効されていないことを確認できません。」


アクセス先装置の証明書を発行したCAの証明書は、アクセス元のPCにインストールしてある。

だから、「信頼できる認証局からの証明書を使用して生成されました」となっている。

だが、CRLを設定していない。


これはgmailのサーバ証明書だが、「CRL配布ポイント」というのがある。

[1]CRL Distribution Point
     Distribution Point Name:
          Full Name:
               URL=http://crl.pki.goog/GTS1O1core.crl

という値が設定されている。

私が自前で発行したサーバー証明書にはこの項目がない。


そうか、CRL配布ポイントを証明書発行のときに設定してやればいいのか....

sanを設定したのと同様にテキスト(ext.txt)に書いて、署名時に -extfile ext.txt
を付けてやればよい。

crlDistributionPoints = URI:https://www.example.com/hoge.crl


これでCRL配布ポイントが証明書に入った。
サーバ証明書を入れ替えて再度アクセスしてみると、

今度は登録した CRL配布ポイントのアクセスが信頼できませんと言われてしまった。

ちょっと考えて、気づいた。

そもそもhttpsアクセスするための証明書なのに、それを検証するCRLの宛先もhttpsになっていたらそれも検証しなければならず、永遠に検証が終わらない。

というわけで、CRL配布ポイントのURLをhttpsでなくhttpにしたら、警告が消えた。

crlDistributionPoints = URI:http://www.example.com/hoge.crl