経路集約について

10.0.0.0/24
10.0.1.0/24
10.0.2.0/24
10.0.3.0/24

このような経路があったときは、10.0.0.0/22 で集約できる。

集約前と集約後のIPアドレスの範囲は一致する。



では、次のような場合はどうしたらよいか?

10.0.1.0/24
10.0.2.0/24
10.0.3.0/24
10.0.4.0/24
10.0.5.0/24
10.0.6.0/24
10.0.7.0/24
10.0.8.0/24
10.0.9.0/24


一番簡単なのは、上記のサブネットを含む集約アドレスにすることである。

この場合なら、10.0.0.0/20 となる。

しかし、そうすると、10.0.0.0~10.0.0.255、10.0.10.0~10.0.15.255 という
かなり広いムダな領域を含んでしまうことになる。


では逆に、まったく無駄な領域を含まないように、
複数の集約アドレスを設定してみよう。

10.0.1.0/24
10.0.2.0/23
10.0.4.0/22
10.0.8.0/23


でも、今度は集約の効果があまりなく、
集約されている範囲がどこなのかもパっとはわからない。

そこで間をとって、


10.0.0.0/21
10.0.8.0/23


とするのがいいんじゃないだろうか。

10.0.0.0/24が、余計な領域とはなるが。