最近はRaspbery PiよりもArduino Unoの方をよく使う。
最初はネットワークがないのがアレだなと思っていたのだが、
実験のようなことをする場合はArduinoの方が何かと便利である。
アナログ入出力がある。
スケッチ例が用意されている。
起動が速い。
shutdownせずに電源を落とせる。
安い。
など。
Arduinoや電子パーツに親しんできて、以前から知ってはいたが手を出さずにいた、
aitendoの「びんぼうでいいの」を買った。
aitendoではキットをいくつか買って作ってみたのだが、びんぼうでいいのを使って
動かす例が紹介されているものが多い。
今まではそれをarduinoで動かしていた。
安いし、2台あってもいいなと思った。
びんぼうでいいのは部品を自分ではんだ付けするものと、実装済みのものがある。
また、実装済みのものにはブートローダ書き込み済みのものと未書き込みのものがある。
私が買ったのは部品実装済みでブートローダ未書き込みのもので、
1120円だった。
http://www.aitendo.com/product/13649
部品実装済みではあるが、ピンソケットとピンヘッダははんだ付けする必要がある。
ピンソケットを付ける穴が2列になっているが、WEBの写真通り外側に付けた。
電源はUSBをつなぐのでDCジャックは付けなかった。
また、マイクロUSBコネクタははんだ付けが不完全なので補強してくださいという注意書きがWEBに記載されている。
aitendoらしい。
でも、こんなことは全然気にならない。喜んで補強した。
そしてそこで気づいたのだが、
USBポートがarduinoはUSB BタイプであるがbinbodeiinoはマイクロUSBである。
ブートローダ書き込みの方法はWEBに記載されている。
少し手間取ったのだが、ちゃんと読むと書いてある通りにすればできる。
binbodeiinoのブートローダ書き込みについて検索するといろいろ情報があり、接続が違う方法などが紹介されていたりする。
いくつかやり方があるのかもしれないしバージョンとか機種とかによるのかもしれないが、とりあえずArduino Unoとびんぼうでいいの(S)ではうまくいった。
接続は
Arduino ---- binbodeiino
13 ---- 13
12 ---- 12
11 ---- 11
10 ---- Reset
5V ---- 5V
GND ---- GND
arduinoのIDEを起動する。
書き込む側のarduinoにスケッチ例の「11. ArduinoISP - ArduinoISP」を書き込む。
IDEの「ツール」ー「ボード」と「ポート」が、書き込む側のarduinoのものになっていることを確認し、「書込装置」に「Arduino as ISP」を選択する。
「ブートローダ書き込み」を実行する。
以下のようなエラーが出たのだが、配線が違っていたり、
書き込み側にArduinoISPのスケッチをアップロードしていなかったりなどが原因で、
WEBで検索すると出てくるような特定のファイルを書き換えるとかいうことは一切必要なかった。
--------------------------------------------------------------------------------
avrdude: Yikes! Invalid device signature.
Double check connections and try again, or use -F to override
this check.
ブートローダの書き込み中にエラーが発生しました。
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このエラーが出ても、正しい接続と手順で再実行すれば問題なく書き込める。
ブートローダを書き込んだbinbodeiinoをUSBケーブルでPCに接続すると、私のPCでは
デバイスマネージャーで「USB-SERIAL CH340(COM6)」として認識された。
今まであまり意識していなかったが、実装されているマイコンを見てみた。
心臓部といえる部品である。
Arduinoは ATMEGA328P-PU
binbodeiinoは MEGA328P
328Pが同じだし同等品なのだろうが大きさが全然違う。
いくつかサンプルスケッチを動かしてみたが問題なく動いた。
しばらくこれを使ってみる。