いよいよ明日である。認定ガイドのCDは英語であるがシミュレーションの練習に役立った。やるだけのことはやった。まだ完璧であるとは言えないのだが、約1ヶ月、酒も飲まずに結構勉強したと思う。本も問題集もすべて811のものである。NAより簡単かもという噂の。それなのに私はかなり苦労した。でもおもしろかった。NA,BSCIに次ぐ3科目目だが、一番面白かった。
今更こんなことを言うのはアレだけど、トランクってなんだろう?STPでよく問われる三角形のトポロジを、実際には試したことがなかったので、priorityを変えて、リンクも一つ10Mにして、やってみた。
3つのスイッチを3本のリンクでつないでみた。10Mのリンクの片側がBlockされるはずだ・・・。
ところがされない。すべてのリンクのLEDが緑色になっている。vlanはすべて同じ1である。show vlanをしてみると、一つのリンクのポートだけ、vlan 1に表示されない。ポートを見るとtrunkになっている・・・このせいか。しかし、なぜtrunkになっているとSTPが機能しないのか。STPがどのポートもブロックしないということは、ループになっていないということになる。
トランクリンクとは何か、というのはCCNAのときに勉強したことだ。簡単にいうと、「複数のスイッチを接続して一つのVLANを構成するためのポート」である。しかし、トランクポートとアクセスポートの違いは「タグを付けるかどうか」の方が正確ではないだろうか。(ネイティブVLANを除いて。)
シスコでは「タグVLAN」という呼び方をしないが、仕事で使った他社のスイッチではコマンドにも「tagged」とか「untag」とかいうキーワードを使用している。シスコの場合は「タグVLAN=トランクポート」なのだ、と考えていたが、少し勉強してみるとまたわからなくなってきた。「複数のVLANを同じリンクに通すにはそれらを区別する必要があるからタグをつける」これが私の理解であった。
もういっぺん確認してみた。確かにトランクにするとLEDは緑色のままだ。しかし、show spanning-treeなどを実行してみると、然るべきポートはblockingになっている。
多分こうだ。トランクリンクは複数のVLANに所属しているので、そのうちの一つのVLANでblockingになっても他のVLANではforwardingなので、LEDは緑色のままである。
↑こんなこといってるようじゃな・・・難しかった・・・。勉強・経験ともに不足してはいたが、それは今までもこれからも同じこと。そのためにガイドや問題集を使ってきたのだ。812Jは新カリキュラムになったばかりで定番書籍がない。811Jのガイドを完璧に理解してもダメだと思う。ガイドだけでは無理なのは今までも同じでそれを補うために問題集をやっていたが、今回は例の2冊では話にならないくらい難しかった。
キモだとしてじっくりやったはずのSTPが30%・・・。悲しい結果だ。3550が1台必要だ。いずれ買うことになるだろうから早めに買ってしまおうかな。812についてはちょっとじっくりやりたい。対策本待ちもある。「対策本をおぼえて資格とったって意味はない」という意見はよく聞く。私もそう思っていたことがあった。しかし実務で経験できることには限りがあるし偏りもある。むしろ実務でまんべんない知識を学ぼうとする方がユーザに失礼ではないか?
bcmsnが難しすぎて不合格の悔しさがほとんどない。さらに、icswとontという新科目はかなり難しそうだ。とくにicswはなんとあの有名人が不合格になっている!しかしその受験記を公開した彼の正直さには敬意を表したい。というわけであわててbcmsnをとったところでその後がかなり難関そうなので、じっくり行きたい。
こないだのBCMSNのときにもいたんだけど、試験開始後10分くらいで退席するやつって何?昔MSのMCPではアダプティブテストとかいうのがあって、数問で合格になる場合もあるというのを聞いたことがあるけど、それか?それにしてはどうも覇気が感じられない。自分の試験がアダプティブテストでしかもそれで合格したら非常にうれしくて早足で退席していくと思うのだが。私の想像では、奴らは会社の金で強制的に受験させられているのではないかと思う。もったいない。
blockingになっているポートはBPDUを送信するか?受信するか?
forwardingのポートはどうか?
listening, learningは?
show spanning-tree detail を実行してみると、forwardingのポートでは、
BPDU: sent xx, received xx
の、receivedのみがアップしている。sent は2のままになっている。
という事は、forwardingのポートは必ずBPDUを送信するわけではない。ちなみにこのスイッチはルートではない。ではルートブリッヂであるスイッチを見てみよう。こちらは sentのみがアップしている。どのスイッチも起動時は自分がルートとしてBPDUを送信するので最低1はsentがあがっているはず。
PVST、MSTについてよくわかっていなかった。PVSTはCatalyst3560などのデフォルトのモードである。2950もそうだった。これはVLANごとにSTPのインスタンスを作成するものである。つまり、STPがVLANごとに管理され、VLANごとにルートブリッジが選出され、各ポートの役割が決定される。
これはVLANがたくさんあってしかも同じトポロジを構成している場合に無駄が多い。その場合にインスタンスをグループわけするのがMSTである。