しばらくFILCOのFILCKTL15というキーボードを使っていたが、
いろいろ不満が出てきた。
・大きい
・重い
・ゴム足が取れる
・ゴミがたまる
・なんとなく、飽きてきた
最近、なんでもかんでも「ゲーミング」とつけるようになってきて、パソコン、椅子、マウス、そしてキーボードにもゲーミングキーボードと呼ばれる製品が出てきた。
私はそんなにゲームをやることもないのでそういう製品の必要性を感じなかったが、なんというのか、キーがむき出しになっていて小さいサイズのキーボードが、ちょっといいなと思っていた。
退屈しのぎと気分転換のために、適当に選んで、steelseriesというメーカーの APEX 9 MINIというキーボードを買った。
使ってみてすぐに、home、end、矢印キー、日本語モードがないことの不便さに気づいた。そしてその不便さが致命的なことに。
パソコンですることはそんなに複雑なことではない。
youtubeを見る、Xを見る、ポストする、何かを検索する、amazonで買い物をする程度のことがほとんど。
ちょっとした文章を書いたり、Excelのドキュメントを作ったりすることもあるが、毎日毎日することではない。
仕事で使うパソコンは借りているノートPCで、そちらではドキュメントを作ったり文章を書いたりすることが多いが、自宅のPCでは単純な操作しかしない。
だが、ブラウザに文字列をいれてちょっと検索をする、というだけの操作でも、home/end/矢印/日本語オンオフ、という操作は頻繁に使うことがわかった。
「やっぱりゲーミングキーボードじゃダメか・・・・」と思いかけたが、カスタマイズにより十分に使えるようになることがわかった。
home/end/矢印/日本語オンオフはデフォルトでは「SteelSeries Function Key」というキーを押しながら何かのキーを押すことで動作するようになっているが、カスタマイズにより任意のキーにその操作(日本語切り替えはマクロを作った)を割り当て、単一のキーだけで動作させることができる。
まず日本語入力オン・オフを→ESCに割り当て、
home/end/矢印はエンターキーの近くにある、^とか\とか[とかあまり使わないキーに割り当てた。
これでとりあえず日常で使用しているほとんどの操作を問題なくおこなえるようになった。
そして、感心したのはこの後である。
キーボードのカスタマイズはアプリでおこなう。「たかがキーボードのカスタマイズにアプリなんか・・・」と思ったが、アプリを使用することにより複数のconfigurationを作成することができる。そして、キーボードのバックライトのカスタマイズも様々にできる。バックライトなんかなんでもいいよ、チカチカされたらウザくてたまらない、と思っていたが、先ほどカスタマイズした設定を使用するときのバックライトと、カスタマイズしないデフォルトのバックライトを変える。
実際にはキーボード設定とバックライト設定は別なのだが、キーボード設定を切り替えるときにバックライト設定を一緒に切り替えるようにする。
私の場合、通常使用する設定は青単色、デフォルト設定の場合は赤単色、というようにした。
今さっそくこの設定を使って打鍵しているのだが、「」を思ったより頻繁に使うことに気づいた。
が、「」を使いたいときはデフォルトの設定にすればよい。
キーを一個押すだけでキーアサインが変わり、その設定はバックライトにより一目瞭然である。
なんか、カスタマイズアプリなどがバグることもあるようだが、そんなことは大目に見られるくらい、この多様なカスタマイズ機能は素晴らしい。
早速バグらしき不具合を紹介する。
SteelSeries GGであらかじめ用意されているconfigurationをそのまま使うと、
F5などのfunctionキーが機能しないようだ。
functionキーはSteelSeries Function Key + 数字キーで機能するはずなのに、
そのまま数字が打鍵されてしまう。
ちょっと調べたらあるフォーラムで、既定のではなく新しいプロファイルを作ると動く、という情報があって、その通りだった。