ゲルマニウムラジオを作った。
ラジオは中学生の時技術科の授業で作った。
一応原理を勉強したような記憶があるが今ではすっかり忘れている。
Raspberry piでLEDを点灯させたりしているうちに、トランジスタとかコンデンサとかの機能はどういうものだろうとあらためて疑問に感じるようになりいろいろ調べていき、
簡単で実用的なものとしてゲルマニウムラジオが紹介されているのを見つけた。
名前は聞いたことはあったが、実際にどういうものかは知らなかった。
下記サイトを参考にした。というか、ほぼそのままマネした。
http://www.zea.jp/audio/ge3/ge3_01.htm
ゲルマニウムラジオについて書いている人はたくさんいるが、これほどシンプルなものはなかった。
ゲルマニウムラジオで一番驚いたことは、電源が必要ないということだった。
昔中一コースのおまけのラジオを寝床で聴いていたが、あれはゲルマニウムラジオだったのだろうかと思って調べたらそうではなかった。
http://kn.org/b9radio/data/gakken/blue/index.htm
参考にしたサイトの構成が独特なのは、コイルがないことだった。
私は手巻きでコイルを作る気マンマンでいたのだが、回路図を見るとコイルがない。
と思ったら、「マイクロインダクタ」という見た目は抵抗のようなものがコイルだった。
部品はマルツ、千石電商、aitendoで集めた。
ゲルマニウムダイオードがなかなか見つからなかった。
いい歳をしたおっさんがゲルマニウムラジオの部品を買うなんて恥ずかしいので、
どこにあるかとか聞けずに歩き回って千石電商の2階でやっと見つけた。
もう製造されていないとかで、在庫限り、一個120円もしたが3つ買った。
今みたら秋月電子の通販で10個250円で売っている。
通販で買えることはわかっていたが、あえて店で部品を探して買いたかった。
回路というほどでもないくらい単純な回路でブレッドボードにさしてすぐにできあがったが、
何も聞こえない。
アンテナはエアコンの電源コードに巻き付け、アースをスチールラックに触れさせたら、ようやく聴こえるようになった。
しかし、本当にかすかにしか聞こえない。なんか聞こえるとわかる程度で何を言っているかは聞きとれないくらいだ。
アンテナやアースをいろいろいじって、バリコンを回していたら、ようやく言葉が聞きとれた。JOQRと言っているから、文化放送だ。
しかし、それしか聞こえない。
いろんなところに手で触れると雑音が増えたり消えたりする。
しっかりハンダ付けしないとダメか。
でも、別にラジオが聞きたいわけではなく、原理を確認したかっただけなので、
かすかでも聞こえただけで満足である。
これから、どうすれば音が大きくなるか、受信感度が上がるかなどを調べていく。