MPLSとは何か?
MPLSとは、IPパケットにラベルをつけ、IPアドレスによるルーティングでパケットを転送するのではなく、ラベルによって転送先を判断する。
MPLSのSはスイッチングのSである。つまり、L2的な転送である。ルーティングというのは処理が重く時間もかかる。受け取ったパケットの宛先を見て、その宛先の転送先をルーティングテーブルから探し、対応するNEXTホップへ転送する。
これだけ聞くと、IPアドレスに対応する転送先を見るか、ラベルに対応する転送先を見るかだけの違いで、大差がないように感じる。
もう一つの大きな違いであり利点でもあるのは、IP以外のプロトコルを転送できる事である。
そして多分これが今一番大きなメリットになっていると思われるのが、VPNに利用できることである。仮想の専用線である。