iPhoneのUIがとても気持ちがよく、直感的に操作できるので、情報の取得や表示にたいしてとてもワガママになってきている。
最近気付いたのだが、私は非常にUIにうるさい。UI評論家にでもなったらいいと思うくらいだ。そして、UIというのは、特に日本では、軽んじられている。たかがUI、大事なのは性能や安定性であって、UIなど素人をごまかす子供だまし、そういう発想が強く、私は職場でも不快である。
仕事が終わって、iPhoneを触る。イヤホンをつける。iPhoneはやっぱり画面が小さい。複数の画面をタイル状にならべたりできない。知りたい情報は、量としてはささやかなのである。今日の松井の成績は?何打数何安打打点がいくつ、Angelsが勝ったのかどうか。あの会社の株価はいくらだったのか。10文字にも満たないような情報だ。そんな情報であれば、空中にポップアップできないだろうか?
そう、「空中にポップアップ」。最近、ことあるごとにそれを思う。具体的な実現方法は思いつかないが、セカイカメラが、それに近いことをやっている。あれを、ゴーグルのようなものに取り付ければ、ちょっと近いが、やっぱりゴーグルを通した仮想というか、重ねられた画面ではなく、空中に文字や映像を表示させたい。手のひらをスクリーンにして映すくらいでもいい。名刺の裏でもいい。